クリエイティブの力を社会課題解決へ

今でも広告会社のクリエイターやプランナーのクリエイティブ力は本当にすごいと思う。

切り口の斬新さ、発想のジャンプ力、新しい組み合わせ、人のインサイトをうまくついた仕掛けなど。2000年初頭、広告のクリエイティブがもっとも華やいでいた時代、20代に広告業界に入ってみようと思ったきっかけは今でも色あせない。

 

私はこだわりを持って何かを作るタイプではないのでプロのクリエイターというよりかはプロデューサー的立ち位置で仕事を回す人だった。ある種クリエイターに対する畏敬と尊敬に私は踏み込めなかったとも言える。

 

ただそんな立ち位置だったが、ブレストでは案をだし、時間があれば積極的に企画書をつくるのは好きな方だった。プロのクリエイターの発想力その到底及ぶところではないが、広告業のその力を広告の土壌以外でもっといかせないか、より社会のためにいかせないかと思って広告の世界を抜けた、という側面もある。

 

まだまだうまく噛み合わないことが多いが、クリエイティブの発想力で、何か社会をよくする仕掛け、構造づくりに一役買いたいと思う。今は一次産業分野に集中しオリンピックまで突っ走ろうかと思ったりする。