潜在意識とメタ認知

向上心もあって行動しているのに

成果が上がらない人。

それは

 

「無自覚で自分はうまくいかないと思っている」ことに気がついていない。

 

らしいです。

 

これは確かにありますね、最近ひたすらに考えてアウトプットしてもどこか心の奥でもしかしたら出来ないかもしれないと発見してしまうときがあります。やりながらいかんいかんと思い直す時があります。どこまで払拭できるかは強い精神力と覚悟がいります。

 

その気づきには

高度なメタ認知力が必要で

俯瞰する力が足りない = 低メタ認知能力状態

が行動の質を下げるらしいです。

 

以下引用。

メタ認知能力が高いということは、自己の情動や思考の活動を客観的に捉えて評価し、制御する能力が高いということです。 

つまり、自分のことを客観的に観察し、相手への気配りができるので、適度な距離感を保ちながら付き合っていくことができるのです。

 それでは、メタ認知能力を鍛えるためには何をしたらよいのか。

 

◎自分の行動に意識を向け、できること、できないことを知る。

 

メタ認知能力を鍛えるために、無意識に行っていたことも、それが何なのか意識を向けることで、自分にできること、できないことを把握することが大切です。
自分の能力に目を背けず、現状の能力の限界を知ることで、衝動的にならず次の行動に移る際に選択することができるようなります。

 

◎自分の欲求を知り、やりたいこと、やりたくないことを区別する。

 

自分の心と実際の行動とを結びつけるために鍛える練習です。自身をモニタリングし、コントロールすることができるようになれば、周りに左右されずに冷静な判断を下すことができます。
そして、その行動が正しかったか、正しくなかったかを客観的に分析して、評価し、改善していくようにします。

 

◎文書化および会話をする
自分の内側の感情をアウトプットし、客観的に自分を見つめ直すことが重要です。
自分の気持ちや考えを日記やブログで文字に起こすことで自分の状態を客観的に把握することができます。
また、日常会話とは少し違った、もう少し深い内容の話をすることも鍛える方法としておすすめです。
読んだ本の感想を言ったり将来の夢を語ったり、いつもより時間をかけて会話をすると感情が整理され、鍛えることができます。

 

◎判断材料は多いに越したことはない。知識を身につける努力をする

 

物事を考える時には、自分の感情や体験だけでなく、知識も使います。知識が多ければ、それだけ広い目で問題を捉えることが出来ます。

また、問題を解決するための方法を考える際にも、一つの方法だけでなく、いくつもの方法を考えることが出来ます。多くの方法を考えられれば、その中からリスクが少ないものや誰もが納得できるものなど、場面に応じて最適な考え方を選ぶことだって出来ます。

ですから、メタ認知力を高めるためには知識が必要不可欠なのです。

 

◎周囲に振り回されていない? 自分の考えを持つようにする

メタ認知は、自分自身を客観的に捉えることです。一見、メタ認知力を鍛えるためには、自分の考えを持つようにするというのは逆効果のようにも思えますが、実は自分の考えを持つようにすることはメタ認知力を鍛えるために大きな効果を得られるのです。

人は物事を考える時に、他者の意見や流行、その場の空気など周囲によって考え方を変え、それを自分の本当の意見であると思い込むことがあります。

しかし、これは自分で考えていても周囲に流されていますから、周囲から受ける影響が違うものに変われば考え方は再び変わる可能性が高くなります。

周囲の影響で物事を考えていると、考えが変わりやすくなるため、八方美人に思われてしまうこともあります。このようなマイナスイメージを持たれないようにするためにも、自分自身の考えをしっかりと持つようにしましょう。

 

◎その時の感情に左右されない。考えを図式にし思考を客観視する

 

何かを決める際、感情によって意見を決めることもあるでしょう。しかし、その時の感情だけで決めてしまうと、後悔する結果になったり、冷静になって考え直すと別の方法をとっていた方がよかったように思えたりするものです。

このような結末を防ぐためには、考えを書きだしてみることが効果的です。頭の中で考えていると、同じところでグルグルと考えを巡らせたり、だんだん考えがまとまらなくなってしまうこともあります。

ですが、紙に図や文字として自分の考えを一つずつ書きだしていけば、自分の思考回路を客観的に見ることが出来ます。この方法は、メタ認知力を高めるためだけでなく、考えをまとめる際にも有効な方法です。

 

◎人の数だけ考えもある! 他人の意見に耳を傾ける

自分が正しいと思っているものを他者に否定されると、腹が立ってしまうこともあります。ですが、ここで忘れてはいけないのが、人の数だけ意見があるということです。

無理に人の意見を飲み込んだり、人の意見に合わせるのはあまりよくありませんが、人の意見に耳を傾けることは大切なことです。

人の意見を聞くと、自分では思い付かなかったようなことに気付いたり、新たな知識や情報を得たりすることも出来ます。

 

◎まとめ

メタ認知とは、自分が自分について認識するためには必要不可欠な機能なのですね。目に見えて分かるものではないので、メタ認知能力を身に付け、鍛えることはなかなか難しそうですが、高い能力を習得できれば、様々な場面で良い影響が生まれることは間違いありません。